またもスーパースター獲得を逃したジャイアンツ 今後の動きは?

ブライス・ハーパーやアーロン・ジャッジといったスーパースターの獲得に失敗してきたジャイアンツは今オフ、「絶対にスーパースターを獲得する」と意気込んでいた。しかし、大谷翔平は自身のインスタグラムでドジャースと契約することを公表。ジャイアンツは今オフのFA市場の目玉をよりによって同地区ライバルのドジャースに奪われてしまった。「大谷と山本由伸のどちらかは絶対に獲得する」と強い意志を持っているとみられるジャイアンツだが、山本争奪戦でも劣勢を強いられており、今後の動向が注目される。

「大谷と山本のどちらかは絶対に獲得したい」と考えているジャイアンツにとって、大谷が市場から消えたあとの最優先ターゲットは山本ということになるだろう。しかし、山本争奪戦はヤンキースとメッツのニューヨーク2球団が有力視されており、ジャイアンツはここでも劣勢を強いられる見込み。もちろん、大谷用の資金を投入することで一気に逆転できる可能性もあるが、「どちらも獲得できなかった」という結果になる可能性も十分にある。

「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者は11月中旬の時点で、ジャイアンツが獲得を狙う可能性のある大物FA選手として、コディ・ベリンジャー、マット・チャップマン、ブレイク・スネルらの名前を挙げていた。大谷と山本の両方を逃したジャイアンツが「プランB」としてこうした選手たちを獲得するための動きを本格化させる可能性もあるだろう。いずれにしても、大谷を加えてさらに強化されたドジャース、今季のリーグ王者であるダイヤモンドバックス、複数のスター選手を擁するパドレスといった同地区のライバル球団に対抗するためには、大物FA選手獲得による戦力アップは必要不可欠である。

もう1人、ジャイアンツの補強ターゲットとなっているとみられるのが李政厚(イ・ジョンフ)だ。こちらはパドレスとの争奪戦になることが濃厚。イ・ジョンフがメジャーで通用するかどうかは未知数だが、大谷に続いて同地区ライバルに奪われることを避けるため、ジャイアンツは山本争奪戦と並行してイ・ジョンフ争奪戦に注力し始めることになるかもしれない。

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