花巻駅、どのデザインがいい? 市の整備計画、3案を公開

建設が計画されているJR花巻駅のデザイン(左から)A、B、C案

 岩手県花巻市は9日、整備を計画するJR花巻駅橋上駅舎・東西自由通路のデザイン3案を公開した。市民の意見を参考にJR東日本が外観と内観を描いた。今後は地域の意見交換会や有識者会議を経て市が内外装を絞り込み、基本設計に盛り込む。

 A案は「過去と現在にふれる駅」をテーマに大正時代をイメージしたレンガ調の外観。自由通路にはステンドグラスを配置した。B案のテーマは「人とひとを結ぶ駅」。宮沢賢治が農業技術を指導した羅須地人協会をモチーフにした傾斜のある屋根、本棚や木壁の内装が特長。C案は「未来へと歩む駅」とし、建物全体に窓が連なる。内装に木材を使い、窓からは季節で変わる景色が楽しめる。

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