「宇宙戦艦ヤマト」主題歌は〝沖縄民謡〟だった!? ささきいさお仰天告白「へんてこな曲だなと思った」

歌手のささきいさお(81)が10日、都内で、アニメ映画「宇宙戦艦ヤマト 劇場版」4Kリマスター版の公開を記念したトークイベントに作曲家の宮川彬良氏(62)と出席した。

ささきは「さらば~地球よ~」のフレーズでおなじみ、「宇宙戦艦ヤマト」の主題歌を担当。1974年のテレビ放送開始から来年で50年の節目となり「長いですね。はじめて歌った時は苦労しましたけども、放送されたときにすごい作品なんだって感激した思い出があります。まさか50年にわたって歌い続けるとは、そのころは想像していませんでした」と〝旅路〟を振り返った。

今もなお歌い継がれる名曲だが、収録の際のハプニングで「なんかヘンテコな曲だと思った」という。送られた譜面で”Cマイナー”の部分が”Cメジャー”と書かれたミスがあり「僕がそのまま覚えて現場に行って合わせたら全然合わない!そりゃ合うわけないんですけどね」と爆笑。音楽を担当した宮川泰氏の息子・彬良氏に「メジャーで歌うと沖縄民謡みたいなメロディーになるんですよ。フラットを付け忘れたんですよね」と解説されると、はげしくうなずき「先生は変な曲を書くな~と思ってました」と笑わせた。

ささきは1978年に公開された映画「宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士」で、部下30人を率いてヤマトへ乗艦したキャラクター・斉藤始の声を担当した。斉藤のキャラクター像は収録スタジオで初めて知らされたといい「なんか太ったのが出てきて…」と当時は困惑。「なんなんだこれは!?っていうのが第一印象。後々いい役になるって知らなかったから、ただ太って乱暴なやつだと思ってました」とぶっちゃけた。同映画の4Kリマスターも来年1月5日から期間限定上映される。

締めのあいさつでは「皆さまに見ていただいてまた主題歌をきいていただることで50年頑張ってこれました」と感謝。「あと1年か2年か分かりませんが、声の出る限りは歌わせていただこうかなと思っています」と決意を語った。

(よろず~ニュース・松田 和城)

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