石川遼「競争率が高いのが分かる」 JLPGAチームを称賛

石川遼が優勝したJLPGAチームを称賛した(撮影/石井操)

◇国内ツアー対抗戦◇Hitachi 3Tours Championship 最終日(10日)◇大栄カントリー倶楽部(千葉県)◇3645yd(JGTO)、3417yd(PGA)、3231yd(JLPGA)=9ホール(パー37)◇晴れ(観衆2755人)

「女子ツアーはやっぱり高レベルというか、高次元で争っているんだなと感じました」。4年ぶり7度目の出場を果たした石川遼は、2位で終えた国内シニア(PGA)とは13pt差をつけて優勝を遂げた国内女子チーム(JLPGA)を称賛した。

国内男子(JGTO)の9ホールの総距離は女子に比べ、414yd長くセッティングされており、求められる技術、戦略は異なる。

だが、前後半ともに山下美夢有&小祝さくらペアとプレーをして「男子選手もパーオン率はかなり高い選手が集まっていたと思うけど、女子は男子よりもまずはパーオン率を第一関門に、そこをクリアしてのバーディチャンスをどれだけ決められるか、パッティング勝負なのかを感じた。みんなショットのベースが高くて、ほんのちょっとの差でシードが決まるんだと考えると競争率が高いのが分かる」と舌を巻いた。

石川遼(左)と小祝さくら。カシオ計算機と契約を結ぶ2人(撮影/石井操)

「個人的には(シニアの)藤田(寛之)さんと一緒に回れたのがすっごく楽しかった。塚田(好宣)さんとも久しぶりにプレーして、ほかのツアーの選手とプレーできるのはかなり新鮮」と振り返る。

とは言いつつも、蝉川泰果が前半5番のパー5で275ydを3Wで3mにつけてイーグルを奪って見せるシーンもあり、「男子ツアーも日本人の選手が上位にいるし、レベルは上がっていると思うのですごく楽しみになってくるんじゃないかな」と今後に期待を寄せた。

オフシーズンでは「今年はケガをしないということで結構精一杯で、ケガが無かったのは良かったことだけど、もう一段階上に。ボディビルになるとかじゃないけど、良い体にできれば」と来季への構想も練り始めている。「ショットもスイングをしっかりと固めていくのと、そこから先のショートゲームというところも」と話した。(編集部・石井操)

© 株式会社ゴルフダイジェスト・オンライン