「知ることが平和への第一歩」 被爆地の役割を考えるシンポジウム G7広島サミットで各国首脳に証言の小倉桂子さんも登壇

5月に開かれたG7広島サミットを踏まえ、被爆地の役割を考えるシンポジウムが10日、広島市内で開かれました。

広島市中区の国際会議場で開かれたシンポジウムは、広島平和研究所などが主催しました。大学教授らがG7サミットを振り返った上で、世界で核戦争の危機が高まっていると指摘し、被爆地が取り組むべきことなどを講演。サミットで各国首脳に被爆体験を証言した小倉桂子さんも登壇しました。

■小倉桂子さん

「(各国首脳は)真剣に聞いてくださいました。世界の人は核兵器は何か知りたいんですね。知ることこそ平和への第一歩だと思います。」

小倉さんはバイデン大統領から届いたサイン入りの手帳を紹介しながら「核兵器のない世界をあきらめてはいけない」と語りました。

【2023年12月11日】

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