【阪神JF】北村宏「リズム重視で運んだ」アルコリピチェーノが2歳無敗女王

12月10日、阪神競馬場で行われた2歳G1・阪神ジュベナイルフィリーズ(芝1600m)は、北村宏司騎乗の3番人気、アスコリピチェーノがデビュー3連勝で無敗の女王に輝いた。G1初騎乗となった永島まなみ騎手は後方から押し上げるも7着まで。

阪神JF、勝利ジョッキーコメント
1着 アスコリピチェーノ
北村宏司騎手
「すごくいいコンディションだったので、自信を持って乗れてホッとしました。馬のリズムを重視して運ぼうと思いました。直線半ばで抜け出す形になりました。最後ちょっと迫られたのでヒヤッとしましたけど、馬は伸び続けてくれたので良かったです。(2015年のキタサンブラックの勝利から)長く空いてしまいましたが、今年も順調に乗れて、たくさん応援してもらえて、結果につながって良かったです。今日はすごく強い走りを見せてくれました。この馬のことをこれからも応援してください。ありがとうございます」

レース結果、詳細は下記のとおり。

12月10日、阪神11Rで行われた第75回阪神ジュベナイルフィリーズ(2歳オープン・牝・G1・芝1600m・1着賞金=6500万円)は、北村宏司騎乗の3番人気、アスコリピチェーノ(牝2・美浦・黒岩陽一)が勝利し、勝ちタイムは1分32秒6(良)。

2着に5番人気のステレンボッシュ(牝2・美浦・国枝栄)、3着に2番人気のコラソンビート(牝2・美浦・加藤士津八)が入った。

しぶとく抜け出す

無傷の3連勝でアスコリピチェーノが無敗の2歳女王に輝いた。レースでは中団やや前目を追走して馬群の中を進出。直線でも上手くさばいて外へ持ち出していくと、馬場の三分どころからしぶとく抜け出し、ライバルとの追い比べを制した。

阪神ジュベナイルフィリーズを勝ったアスコリピチェーノは、父ダイワメジャー、母アスコルティ、母の父Danehill Dancerという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主はサンデーレーシング。通算成績は3戦3勝。重賞は2023年新潟2歳ステークス(G3)に次いで2勝目。鞍上の北村宏司騎手、管理する黒岩陽一調教師は同レース初勝利。

【全着順】
1着 アスコリピチェーノ 北村宏司
2着 ステレンボッシュ C.ルメール
3着 コラソンビート 横山武史
4着 サフィラ 松山弘平
5着 シカゴスティング 鮫島克駿
6着 ルシフェル B.ムルザバエフ
7着 スウィープフィート 永島まなみ
8着 ドナベティ 坂井瑠星
9着 コスモディナー 松岡正海
10着 キャットファイト 大野拓弥
11着 テリオスルル 古川吉洋
12着 ナナオ 西村淳也
13着 クイックバイオ L.モリス
14着 スプリングノヴァ 和田竜二
15着 プシプシーナ 浜中俊
16着 カルチャーデイ 酒井学
17着 ニュージェネラル 田口貫太
18着 ミライテーラー 中井裕二

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