福井市長選挙2023、前副市長の西行茂氏が初当選

福井県の福井市長選挙で初当選を果たしバンザイする西行茂氏=12月10日午後10時50分ごろ、福井県福井市経田1丁目の選挙事務所
西行茂氏

 任期満了に伴う福井県の福井市長選は12月10日投票が行われ、即日開票の結果、無所属新人で前副市長の西行茂氏(69)が初当選を果たした。無所属新人で元県議の鈴木宏治氏(50)を2323票差で下した。投票率は41.16%。

 東村新一市長が初当選した2007年以来の新人による争い。両氏の激しい一騎打ちとなり、投票率は前回19年の市長選の37.43%を3.73ポイント上回り、16年ぶりに4割台に回復した。

 同市経田1丁目の西行氏の選挙事務所では多くの支持者が開票速報を見守った。当選確実が報じられ午後10時45分ごろ、西行氏が事務所に姿を見せると拍手で迎えられ、駆けつけた杉本達治知事や県選出国会議員らと万歳三唱で祝った。西行氏は「楽しいまち、元気で安心なまちの実現に向け、皆さんの応援をエネルギーに福井市を前に進めていきたい」と決意を述べた。

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略歴

西行茂氏(さいぎょう・しげる)69 無新 無職(副市長、市企業管理者、総務部長)金沢大学法文学部卒。飯塚町。

※略歴は職業・役職、過去の経歴(かっこ内)、最終学歴、現住所の順。年齢は投票日現在。

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