満島ひかり「不思議なたたずまいを持つ俳優さん」岡田将生と14年ぶり共演 映画『ラストマイル』来年夏公開

満島ひかりが主演を務める映画『ラストマイル』が2024年夏に公開決定。人気ドラマ『アンナチュラル』『MIU404』と同じ世界線上で物語が展開するノンストップ・サスペンスエンタテインメント作品となっている。

本作の舞台は世界規模のショッピングサイトの関東センター。そこから配送された段ボール箱が爆発する事件が発生し、やがて日本中を恐怖に陥れる連続爆破事件へと発展していく。

主演の満島は、事件の舞台となるショッピングサイトの関東センター長・【舟渡エレナ】を演じる。そして、満島演じるエレナに振り回されながらも事件解決に奔走する同センター・チームマネージャー【梨本孔】を、第94回アカデミー賞国際長編映画賞を受賞した『ドライブ・マイ・カー』(21)にて国内外で演技力が高く評価された岡田将生が演じる。満島とは『悪人』(10)以来、14年ぶりの共演となる。

そんな本作のメガホンをとるのは、「最愛」(21)、現在放送中の「下剋上球児」など数々の名作ドラマの演出を手掛ける塚原あゆ子監督。そして、脚本は映画『罪の声(塩田武士原作)』(20)で第44 回日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した野木亜紀子。本作は2人が監督・脚本を手掛けた人気ドラマ「アンナチュラル」(18)、「MIU404」(20)と同じ世界線上で物語が展開されており、どのようにストーリーが交差していくのかドラマファンからの注目度も高まっている。本作は2024年夏公開予定だ。

【ストーリー】
ある日、届いた荷物は爆弾だった――
日本中を震撼させる4日間。

11月、流通業界最大のイベントのひとつ“ブラックフライデー”の前夜、
世界的なショッピングサイト最大手から配送された段ボール箱が爆発する事件が発生。
やがてそれは日本中を恐怖に陥れる謎の連続爆破事件へと発展していく—―。
関東の4分の3を担う巨大物流倉庫のセンター長に着任したばかりの舟渡エレナ(満島ひかり)は、
チームマネージャーの梨本孔(岡田将生)と共に、未曾有の事態の収拾にあたる。

誰が、何のために爆弾を仕掛けたのか?
残りの爆弾は幾つで、今どこにあるのか?

決して止めることのできない現代社会の生命線 ―
世界に張り巡らされたこの血管を止めずに、
いかにして、連続爆破を止めることができるのか?

それぞれの謎が解き明かされるとき、
この世界の隠された真の姿が浮かび上がる。

【満島ひかりコメント】
「ラストマイル」の主演が私で良かったのか、今もまだ自信を持てないでいますが、塚原あゆ子組に参加してみたいという前のめりな気持ちが勝り参加しました。塚原さんの人気は見て聞いていましたが、撮影が終わった今も、また共に現場を過ごしたいと感じる、魅力的な監督さんです。野木さんの脚本マジックには、今作でもほぅと唸らされるところがあります。感情をあまり描いていないのに、登場人物たちが状況に没頭することで、すき間からその人だけの気持ちを感じられる。難解な本でしたが、監督や岡田さんと謎を解いてゆく撮影現場は面白いものでした。共演は14年ぶりでしょうか?やっぱり岡田将生さんは不思議なたたずまいを持つ俳優さんで、彼にしか出せない品性とおかしみをとても素敵に感じます。柔らかいのに男性らしい、岡田さんの背中に何度か助けて貰いました。静かなるサポートに、感謝しています。撮影中も、終えたあとも、完成作を一足先に観た今も、映画『ラストマイル』は物語が決まりきらずに動いている感じがします。あまり持ったことのない感想です。主人公・舟渡エレナの選択したことの続きはまだ、私の毎日の中にもあります。私たちの日常で、身の回りで起こっている止められない現実。一人の力では動かせない苦しさの連鎖。観る方がどんな気持ちになって、どんな余韻で日々をすごしてゆくのか、そんなことを思う映画でした。

【岡田将生コメント】
念願のチームに参加させて頂きました。どんな役でも参加したいと熱望していたのがようやく叶い、そしてとても難しい役を頂き、現場では常に頭を抱えながら監督と満島さんと、この難しい脚本に臨ませてもらいました。 脚本の野木さんとは以前お仕事させてもらってからだいぶ時間が空いたのですが、この脚本の密度が濃すぎて重たい何かを渡された感じでした。 満島さんも10年以上ぶりでして、この方の前で嘘がつけない。見透かされる。 こんなにも自由に、嘘がなく、カメラの前に立つ姿は見惚れてしまうほど素敵でした。 この映画から皆さんが受け取る、感じ取るものは様々だと思いますが、こんなにもワクワクする映画もないかと思われます。期待して待っていただけたらうれしいです。

写真提供:©2024 「ラストマイル」製作委員会

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