仮想空間で観光名所を体験 ANAが新サービス

ANAホールディングスが専用アプリで提供するサービスの画面

 ANAホールディングス(HD)は11日、インターネット上の仮想空間「メタバース」で、国内外の観光名所への旅を疑似体験できる新サービスを始めたと発表した。サービスを手がける子会社「ANA NEO(ネオ)」の冨田光欧社長は東京都内で記者会見し「実際の旅のきっかけになるよう充実させていきたい」と話した。

 サービス名は「ANA GranWhale(グランホエール)」で、航空以外の事業を強化する試みとして開発した。観光名所は国内が北海道や京都府など61カ所、海外はタイなど3カ所で順次拡大する。

 日本や東南アジアなどの利用者が対象。今後、北米や欧州での展開を予定している。

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