選手村跡地、来月入居開始 「晴海フラッグ」公開

晴海フラッグ敷地内にある「レガシー(遺産)」として受け継いだ選手向けの案内板=11日午前、東京都中央区

 三井不動産レジデンシャルなどの企業グループは11日、東京五輪・パラリンピックの選手村を再整備した巨大マンション群「晴海フラッグ」(東京都中央区)を報道陣に公開した。来年1月から入居が始まり、全体で約1万2千人が暮らす街になる。周辺に小中学校や商業施設も新設され、近年では類を見ない都心の巨大開発となる。

 この日公開されたマンションの14階の共用施設からは、都心の高層ビル群や臨海部のレインボーブリッジが一望できた。敷地内には「レガシー(遺産)」として受け継いだ選手向けの案内板もあった。

 晴海フラッグは東京駅から南に約3.5キロ離れた約13ヘクタールの敷地に計23棟、5632戸の住居を整備する。

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