大谷のドジャース開幕戦は韓国 わずか1万6000席のプレミアチケットは争奪戦必至か

写真:コチョク・スカイドーム ©Getty Images

大谷翔平のドジャースデビュー戦は、韓国の地になりそうだ。

MLB機構は「MLBワールド・ツアー」の一環として、韓国・ソウルで2024年3月20~21日にドジャースとパドレスの開幕カード2試合を行うと発表している。

つまり、ドジャースに移籍した大谷翔平のデビュー戦は、ドジャースタジアムでもペトコパークでもなく、韓国・ソウルにある韓国唯一のドーム球場「コチョク・スカイドーム」となるのだ。

当初、この「韓国シリーズ」で最も注目されていたのは、今シーズンにアジア人内野手として初めてゴールドグラブ賞を獲得した韓国出身のキム・ハソンである。韓国チーム在籍時代にキム・ハソンが同球場を本拠地にしていたこともあり、スターの凱旋試合として注目されていた。

しかし、大谷翔平がドジャースに入団したことにより、その注目度はさらにアップ。パドレスにはダルビッシュ有も在籍しており、アジアのスター選手が韓国に集結することになった。

舞台となるソウルの「コチョク・スカイドーム」は韓国唯一のドーム球場として、2015年秋にオープン。これまでWBCやプレミア12など数々の国際大会が行われてきた。

しかし、座席数はわずか1万6744席。これには当初アマチュア専用の屋外球場として計画されていたが、のちにドーム化への方向転換した背景がある。開場後も観戦環境の向上等で座席数を減らしたため1万席台のドーム球場となってしまった。国内外問わず、多くのドーム球場は3万席以上の規模であるため、非常に小規模なドーム球場だ。

MLB随一の観客動員を誇るドジャースと、アジアのスター選手がそろう大舞台。約1万6000席のチケットをめぐって争奪戦が起こることは間違いないだろう。

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