強豪チームを相手に手ごたえ 広島ガスバドミントン部 S/Jリーグ第4戦

国内最高峰のバドミントン社会人リーグ、S/Jリーグに挑んでいる広島ガスはここまで1勝2敗。10日、トップ4の常連で2連勝中の強豪BIPROGY(ビプロジー)に挑みました。

完全アウェイの敵地・埼玉で行われた試合に乗り込んだ広島ガス。勝敗は第1ダブルス、シングルス、第2ダブルスの3ゲームで争います。8月に就任した 下田菜都美 監督代行の采配は…?

第1ダブルスに日本B代表のペアを持ってきたビプロジーに対し、あえて新キャプテンの 小田菜摘 とルーキーの 新見桃芭 ペアをぶつける作戦。ゲームは序盤、相手の早いタッチの攻撃に手こずり、7対0と一気にリードされます。

それでも徐々に相手を前後に動かすことでリズムをつかんで得点し、追い上げを見せます。しかし、序盤の失点を取り戻せず、2セットを連取され敗れてしまいます。

後がなくなったシングルスも今シーズンの国内大会で準優勝の経験がある杉山に対し、下田監督代行の指導のもと調子を上げてきた近藤が果敢に挑みました。

第1セットから前後左右に揺さぶる頭脳プレイで20対18とセットポイントを握ります。しかし、そこから惜しくも逆転され、1セット目を失います。第2セットは意地を見せ、相手を圧倒して大差で勝利し、追いつきます。

勝負の第3セット。勢いに乗るかと思われましたが、中盤、快心のショットが連続でわずかにアウトと判定される不運もあり、リードを広げられます。そのまま惜しくも敗れ、2連敗でチームの負けも確定します。

一矢報いたい第2ダブルスでしたが、エースペアの山藤・志波ペアも社会人女王の相手のディフェンス力を前にスマッシュを決めきれず、1セットも奪えず敗戦となりました。

下田菜都美 監督代行
「1セットとれる、もしかしたら1ゲーム取れるんじゃないかと。それがつながって、もしかしたら勝てるんじゃないかっていうふうにしっかり勝負ができたと思います。もう一回、繊細なところを磨いて1月7日の仙台の大会に向けてがんばりたいと思います」

小田菜摘 キャプテン
「やっぱり次が大事な闘いになるってことはみんなわかっていると思うので、これまでの経験を全てプラスに変えていけるように、みんなで前を向いてがんばっていきたいと思います」

広島ガスは1月7日の七十七銀行戦がS/Jリーグ最終戦となります。これでSとJの両ブロック内の6チームの順位が決まり、同じ順位同士の決定戦が2月に行われます。

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