ランタンの灯でツリーほのかに キッチンカー出店も 京丹波でXマスマーケット

木製のクリスマスツリーやオブジェにランタンの灯がともされた会場(京丹波町曽根・府立丹波自然運動公園)

 京都府京丹波町曽根の府立丹波自然運動公園で9日、クリスマスマーケットが開かれた。町内産食材を使った温かな料理の販売やランタンによるライトアップなどがあり、町内外から訪れた大勢の家族連れが、一足早いクリスマス気分を味わった。

 町の魅力を発信する官民連携組織「京丹波イノベーションラボ」が主催。町内には冬に大きな催しがないことから、町内外の交流を生み出す場を作ろうと初めて企画した。

 会場にはキッチンカーや手作り品の販売など約25店が出店。ブランド豚「京丹波ぽーく」を使ったハンバーガーの販売店には、地元食材を求める家族連れらの行列ができた。

 地元出身、在住のアーティストによる音楽ライブのほか、夜には木製の箱で形作られたツリーやオブジェにランタンの灯がともされ、会場内は幻想的な雰囲気に包まれた。

 娘2人を連れて訪れた同町下山の女性(34)は「手作り感あふれるツリーや装飾がとてもかわいい。子どもも喜んでくれて良かった」と話した。

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