ベトナムの中部高原ダクラク省バンメトート市は、ＩＴなどの分野で特別な能力を持つ専門家を職員として招聘（しょうへい）し、最大５億ドン（約２万600米ドル、300万5,700円）の補助金を支給する制度を始めた。期間は2027年12月末まで。９日付タインニエンが伝えた。
同市人民協議会（議会）で最近可決された決議によると、同市が招聘するのはＩＴ、ハイテク農業、観光サービス、都市計画および建設、公共政策の専門家。市の選考を通過し、指定する機関や公共サービス拠点で一定期間働く専門家に対して、最大５億ドンを支給する。
健康で公務員としての能力を備え、政治的・道徳的な考えが優れていることなどが条件になる。
月給は最大5,000万ドンで、1,000万ドンまでの家賃補助が出る。
ダクラク省人民委員会内務局のバック・バン・マイン局長によると、特定分野の専門家に補助金を支給して招聘する制度を導入するのは初めて。市の30年までの建設・発展計画を実のあるものにするため、特定分野の専門家に協力を求めることにしたという。
