「空中殺法」見に来てね 小山のイーグルプロレス 23日、30周年記念大会

イーグルプロレスの30周年記念大会を告知する吉田さん(中央)と選手

 創設30周年を迎えた栃木県小山市を拠点に活動するプロレス団体「イーグルプロレス」が23日午後1時から、県南体育館で記念大会を開く。アクロバティックな空中技が団体の魅力で、所属選手をはじめ20人以上のレスラーが熱戦を繰り広げる。

 同団体は1992年9月、代表の吉田和則(よしだかずのり)さん(52)=城北3丁目=が立ち上げたアマチュア格闘技団体が前身。99年にプロ団体として活動を始めた。「すぐつぶれる、と週刊誌に相手にされなかった」と振り返る吉田さん。現在は選手10人が所属し、立木の道場で練習しながら県内を中心に興業を開いている。

 新型コロナウイルス感染症の5類移行を受け、1年越しに開く記念大会。吉田さんらが出場する3人対3人で闘うメインイベントなど計6試合でゴングが鳴る。

 レスリング元五輪代表で右膝下を切断した「義足のレスラー」としても話題の谷津嘉章(やつよしあき)さん(67)、人気レスラー越中詩郎(こしなかしろう)さん(65)も出場予定。試合の合間は本県出身の人気お笑いコンビ「U字工事」が盛り上げる。

 吉田さんは11日、下野新聞社を訪れて大会をPRし、「空中殺法や体重100キロを超える選手同士の闘いは見応えがある。声援で会場のボルテージを上げてもらいたい」と来場を呼びかけた。

 入場無料。(問)吉田さん090.3577.0133。

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