【小山】市国際交流協会は9日、小山城南市民交流センター「ゆめまち」で、市内に住む外国人の親子に日本の正月の風習などを体験してもらう催しを開いた。
同協会の「外国人ふれあい子育てサロン」活動の一環。毎年この時期にはクリスマスイベントを開いてきたが、参加者の宗教などの事情を考慮し、日本文化を学ぶ企画として初めて「正月体験」をテーマにした。
ブラジルやペルーなどの親子17組38人が参加し、しめ飾り作りを体験。相談員の指導の下、ツバキの花や扇子などの縁起物を紙で作り、しめ縄に飾り付けた。福笑いにも挑戦し、会場は笑顔に包まれた。最後に、お年玉として子どもたちにお菓子が配られた。
ペルー出身の小山城南小6年村上花心（むらかみはな）さん（12）は「最初は難しそうに見えたが、花作りは簡単で楽しかった。とても上手にできた」と満足そうに話した。
