福井県勝山市の道の駅隣接地に「青果市場」計画 農産物の販売や飲食施設も…2025年春の開業目指す

道の駅「恐竜渓谷かつやま」(左)に隣接する青果市場の建設予定地=12月11日、福井県勝山市荒土町松ケ崎

 福井県勝山市の道の駅「恐竜渓谷かつやま」の隣接地に、地元農産物を取り扱う青果市場を新設する計画があることが12月11日、分かった。勝山市観光まちづくり会社が農産物の販売や飲食施設を併設した施設を整備し運営する。2025年春の開業を目指す。

 同日の市会建設産業委員会で理事者が報告した。市農林課によると、同市若猪野の若猪野青果市場が運営事業者の高齢化に伴い24年度の廃止を予定。市内の農産物の流通や、地元食材の購入機会縮小につながることが懸念されることから、販売促進などの農業振興と地域の活性化を図る。

 隣接地は市有地で、青果市場は木造平屋建て延べ床面積512平方メートル。農林水産業の体験イベントの開催なども想定し、同駅や周辺施設の交流人口の増加、地元農産物の流通経路の整備による生産者の収益増加も目指す。国の補助金なども活用し、総事業費は1億4740万円。土地は賃借し市は4分の1程度の補助を予定している。

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 同駅周辺にはイチゴ栽培事業者が21年に独自に進出。市が整備した産業団地には今夏、カフェとファストフード店がオープンしている。

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