常に同じフック度にするために握り方をひと工夫！

まずは違和感なくフックに握る方法を見つける

私もスライスに悩みました。大人になってからゴルフを始めたら、スライスが出るのは仕方のないことだと思います。なぜなら、ほとんどの人が人生の中で、棒の先に芯がない道具で球を打つ経験をしていないからです。スライスを直すために、まずはグリップをフックにしました。方法は2つ。1つは、左手を、正面から見てこぶしが2〜3個見えるくらいにして握り、それに合わせて右手を握る方法です。

もう1つは、身体の正面でクラブが地面と平行になるように持ち、トゥを時計の針の10時の方向に向けてから握り直し、構えでフェース面を目標方向に向ける方法です。どちらもフックで握れるので、やりやすいほうを試してください。

ヘッドをセットし左手から構える方法

ノーマルな握り方

ヘッドをセットして、正面から見て左手のこぶしが2～3個見えるくらい左手をかぶせ、右手を握る。

10時の方向からフェースを戻す方法

角度がずれにくい握り方

トゥを傾けてからスクエアに戻す方法だと、常に同じフック度で握ることができる。

身体の正面でクラブを持ち、トゥを10時の方向に向けてからスクエアに握る。

実際に構えるときは、フェースをスクエアに合わせると、グリップはフックになる。

関西テレビアナウンサー/坂元龍斗からのワンポイントアドバイス

10時方向に向けるのは重症の場合。スライスの度合いによって11時、11時半といったように調整しましょう。

出典：『サラリーマンが週1回50球の練習でスコア70台を出した上達法』著/坂元龍斗

【著者情報】
●坂元龍斗
関西テレビ放送アナウンサー。早稲田大学卒業後、関西テレビ放送に入社。報道リポーターなど本業の傍ら、趣味であるゴルフのYouTubeチャンネルを開設し、日々探求を続ける。ベストスコアは76。

【書誌情報】
『サラリーマンが週1回50球の練習でスコア70台を出した上達法』
著者：坂元龍斗

関西テレビ現役アナウンサーでありながらアマチュアゴルフYoutuberでもある坂元龍斗氏の初書籍。ゴルフへの探究心、アマチュア目線、アナウンサーだからこその表現力により、今大きな注目を集め、理論や動作解説の分かりやすさがNo,1との声も上がるゴルフYoutuberであり、アマチュアゴルフファーだからこそ伝えられる読者側の視点に立った新たなゴルフ実用書。本書のコンセプトは「無駄な球を打たず動画を撮ってプロとガンガン比べろ！」。限られた時間とお金の中で、練習内容をどのように効率化し、どのように効果を最大化させているか…。本書ではそのコンセプトを元にチャンネル内で好評な練習法をより詳しく解説し、著者ならではのアマチュア目線や実体験からの感想を随所に取り入れ、同様にチャンネル内で人気コンテンツとなっているプロとアマの違い、比較も取り入れ、上達の「気づき」を散りばめた内容となる。