宮﨑駿監督が10年ぶりにメガホンを取ったスタジオジブリ最新劇場アニメ「君たちはどう生きるか」が全米週末興行収入ランキングで1位を獲得した。8日にアメリカ、カナダの2205館で公開され、公開初日から3日間(12月8日~10日)のオープニング興収(先行上映含む)で約1280万ドル(約18.6億円)を記録した。
北米の週末興行収入ランキングで日本映画が1位を獲得したのは、1999年公開「劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲」、2022年公開「ドラゴンボール超 スーパーヒーロー」以来3作品目となり、オリジナル作品としては初の快挙となった。全米で2023年に公開した「外国映画」(非英語作品)としても「ゴジラ-1.0」のオープニング興収(約1100万ドル)を上回り、1位の成績となった。
公開前から、クリスチャン・ベール、デイブ・バウティスタ、ジェンマ・チャン、ウィリアム・デフォー、カレン・フクハラ、マーク・ハミル、ロバート・パティンソン、フローレンス・ピューなど豪華な英語吹き替え版キャストが大きな話題となり、11月22日からニューヨーク、 ロサンゼルスの4館で先行上映が開始され、アメリカでの宮﨑駿監督作品の劇場平均興収として過去最高成績を記録。ニューヨーク・タイムズやロサンゼルス・タイムズなどでは、観客を後押しする好意的なレビューが伝えられた。12月1日にはニューヨーク批評家協会賞のBest Animated Filmを、同10日にはロサンゼルス映画批評家協会賞のBest Animationとボストン映画批評家協会賞Best Animated Filmを受賞するなど、賞レースにおいても大きな注目を集めている。
(よろず~ニュース編集部)