「税について考える」関東信越国税局長が講演会

 「税を考える週間」にちなみ、税に関する知識などの普及啓発を図る講演会が、このほど(11月28日)宇都宮市で開かれました。

 講演会は、毎年11月11日から17日までの「税を考える週間」を記念し、栃木県内の10団体で組織する「税に関する普及を図る県税務連絡協議会」が毎年開いているもので、今回は会員団体などから約220人が参加しました。

 本県などを管轄する関東信越国税局の初めての女性局長となる、木村秀美局長が「税務・酒類行政と通貨行政」と題して講演しました。

 木村局長は初めに、国税庁の組織理念について「納税者の自発的な納税義務の履行を適正に実現することが組織の使命」と、目指す姿を話しました。

 また、国税局が税務行政のDXとして取り組んでいる「税務署に行かずにできる確定申告」や「キャッシュレス納付」などについて説明しました。

 最後に、通貨行政を取り仕切る財務省の理財局国庫課長を務めた経験から通貨行政の話をし、来年(2024年)20年ぶりに刷新される紙幣のデザインや、偽造防止技術について紹介しました。

 会場に詰め掛けた人たちは、税務行政や少し違った紙幣の話に興味深そうに聞き入っていました。

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