年末年始の犯罪・事故ゼロへ! 警察によるパトロール出発式 宇都宮市

 年末年始の犯罪や交通事故の防止を呼びかけようと、宇都宮市内で12月11日に警察によるパトロールの出発式が行われました。

 人の動きが多くなる年末年始は、犯罪や交通事故が増加傾向にあることから、栃木県警察本部では取り締まりやパトロールを強化します。宇都宮市のバンバ市民広場で行われた出発式には、交通機動隊や、宇都宮市内に3つある警察署で組織する「宮ポリス」など約50人が集まりました。

 宇都宮中央警察署の本澤成忠署長は「年の瀬を迎え、街頭犯罪や交通事故が増える。心穏やかな年末年始を迎えていただくためには治安対策をいっそう強化する必要がある」と強調しました。

 近くの幼稚園に通う園児約90人が訪れる中、パトカーや白バイなど17台が隊列をつくり、パトロールに出発しました。

 県警によりますと、県内で今年(2023年)交通事故で亡くなった人は10日までに56人と、去年(2022年)の同じ時期と比べて7人増えています。

 「年末の交通安全県民総ぐるみ運動」では、こどもと高齢者の交通事故防止や、午後4時以降のライトの点灯などを重点に運動を展開するほか、「特別警戒」ではこれから年末年始にかけて家を開けることや飲酒の機会も増えることから、戸締りの徹底や飲酒運転の根絶を目指して注意を呼びかけています。

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