ヤンキースは山本争奪戦について「楽観的」 ソトと両獲りなるか

パドレスとの大型トレードで若き天才打者、フアン・ソトを獲得することに成功したヤンキースだが、すでにぜいたく税計算上のペイロールが2億9000万ドル前後に達しているロースターにさらなるスター選手を加えようとしているようだ。複数の米メディアが報じたところによると、現地時間12月11日にヤンキースの代表団がロサンゼルスへ移動し、山本由伸との面会を実施。エースのゲリット・コールに次ぐ「先発2番手」の確保に向け、全力を尽くす構えを見せている。

「SNY」のアンディ・マルティノ記者によると、ヤンキースと山本サイドの面会は代理人事務所で行われたようだ。詳細は不明だが、ヤンキースの代表団にはハル・スタインブレナー・オーナーとブライアン・キャッシュマンGMのほか、アーロン・ブーン監督とマット・ブレイク投手コーチも含まれていたとみられる。金銭面の条件提示だけでなく、起用法や指導法など、様々な観点からヤンキースの魅力をアピールしたのだろう。

地元放送局「YESネットワーク」のコメンテーターを務めるジャック・カリー氏が関係者から得た情報によると、ヤンキースは山本争奪戦に関して「楽観的」な姿勢を見せているという。メッツとの熾烈な争奪戦が予想され、ドジャース、ジャイアンツ、カブス、レッドソックス、エンゼルスといった他球団が本格参戦してくる可能性もあるが、「山本を獲得できる」という手応えを感じているようだ。

1つだけハッキリとしているのは、ヤンキースがソトを獲得したことが山本争奪戦の妨げにはならないということだ。マルティノ記者がスタインブレナー・オーナーの考えをよく知る関係者から得た情報によると、スタインブレナー・オーナーは年俸総額が3億ドルを突破することにも前向きな姿勢を示しているという。ヤンキースのぜいたく税計算上のペイロールはすでに2億9000万ドル前後まで膨れ上がっており、2億ドル規模の大型契約が予想される山本を獲得すれば3億ドル突破は確実。もしヤンキースの年俸総額が3億ドルを超えると、球団史上初である。

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