【週間予報】 週末は気温の大きな変わり目 17日(日)は西日本も冬仕様に

 きょう(火)午後も、全国的に雲が取れにくい見込み。日本海側はこの後も雨が降りやすく、関東付近でも今夜は再び雨雲が広がるため、これらの地域は傘を手放さないでいた方が良さそうだ。あす(水)は太平洋側は広く晴れるものの、北日本の日本海側は雪でふぶく所がある見通し。週後半も南北で気温差が大きいが、17日(日)ごろからは全国一律で風が冷たくなりそうだ。

天気変化早い

 低気圧や前線の雨雲は東へ離れつつあるが、きょう(火)午後も日本海側は雨雲が流れ込みやすい見通し。また、いったん天気が持ち直す関東も、今夜は南部を中心に再び雨の降る所がありそうだ。あす(水)は寒気が流れ込む北日本の日本海側は風雪模様となり、見通しが悪くなる所がある見込み。

 14日(木)は北日本の雪は止む傾向だが、西日本は午後には早くも次の雨雲がかかり始める見通し。その後、15日(金)にかけて東日本や東北にも雨や雪の範囲が広がりそうだ。低気圧が日本海を進むため、北陸は(金)午後~16日(土)午前にかけて、雨脚の強まる可能性がある。また、暖気が流れ込む影響で、(金)~(土)は東北以南で気温が高く、東海から西は20℃前後まで上がる見通し。

急に冬らしく

 ただし、この後は気温の急降下に要注意だ。16日(土)夜以降は寒気が流れ込み、17日(日)にかけて全国的に一気に寒くなる見通し。今回は西日本にも強い寒気が南下するため、日曜日は九州北部の平地でも雪の降る所がありそうだ。来週も、基本的には冬型の気圧配置が続き、週半ばにはいちだんと冷えた空気に覆われる見込み。気温が高いここ数日中に、雪や寒さへの備えをしておくと良さそうだ。

(気象予報士・高橋和也)

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