武雄温泉保養村(武雄市)の新たな宿泊施設「OND HOTEL(オンドホテル)」のオープンを記念したセレモニーが9日、開かれた。関係者約50人が参加し、温泉とサウナを備えた北欧風リゾートホテルの開業を祝った。15日から営業を始める。
同市で不動産業を展開する朝日I&Rホールディングス(野畑龍彦社長)が、約2年前に取得した旧武雄温泉ハイツの施設を改修した。全22室でツインルームをメインに、サウナ付きのスイートタイプの特別室もある。
セールスポイントのサウナは薪まき、セルフロウリュ、スチームなど11台あり、黒牟田焼の登り窯に使用された耐火れんがを壁材にしたサウナもある。レストランでは佐賀牛と地元の野菜や酒が楽しめるメニューを、武雄の焼き物で提供する。
野畑社長は「癒やしを通して体と心をととのえる、をコンセプトに武雄が盛り上がるように一翼を担いたい」とあいさつ。小松政市長も「サウナ、温泉、食、焼き物と武雄の魅力を詰め込んだ施設の完成を喜んでいる。国内外からの観光需要に対応してくれることを期待する」と話した。
問い合わせは同ホテル、電話0954(27)8588。(澤登滋)