OLと中年ピエロのラブストーリー 映像ユニット「群青いろ」最新作 「雨降って、ジ・エンド。」公開決定

映像ユニット「群青いろ」の17年ぶりとなる劇場公開作「雨降って、ジ・エンド。」が、2024年2月より劇場公開されることが決まった。

「雨降って、ジ・エンド。」は、フォトグラファーを目指す日和と、日和が偶然に撮ったピエロ男・雨森の純愛ラブストーリー。ピエロの写真がSNSで大バズりする。さらなる「いいね」を求めて雨森に近づくうち、日和の思いはいつしか恋心へと変わっていくが、雨森には想像を絶する秘密があった。

「群青いろ」は、「東京リベンジャーズ」シリーズなどの人気作を手がける脚本家・髙橋泉と、「凶悪」などの俳優のほか監督としても活動する廣末哲万からなる映像ユニット。ヒロインのフォトグラファー・日和役を、「偶然と想像」や大河ドラマ「どうする家康」などの古川琴音が務める。彼女の人生を揺るがす謎の中年ピエロ・雨森を、「群青いろ」作品の顔である廣末哲万が演じるほか、大下美歩、新恵みどりら、「群青いろ」の常連俳優陣が顔をそろえる。

髙橋泉、廣末哲万、古川琴音のコメントも公開された。コメントは以下の通り。

【コメント】

■古川琴音(主演)
「普通の人」たちの世界からはみ出してしまった人たちは「生まれてきちゃいけない人」なのか、と、主人公が上司に電話するシーンが印象に残っています。
ピエロの「雨森さん」のことを私はきっと理解出来ないでしょう。だけど、「雨森さん」が助けを求めてきたときに「どうにかしてあげたい」と思う心を、私も持っていたいと思いました。

■廣末哲万(主演)
髙橋さんと夢中に話をしていると見えにくかった空間が縁取られて情景が浮かび人が躍動しはじめて文字が声になる。それらが結果映画になる。ワクワクする。 古川琴音さんが脚本から飛び出して来て作品がカラフルに色付いた時ワクワクする。 こんなことをこれからも続けていきます。

■髙橋泉(監督・脚本)
群青いろを観続けてくれる方に、
「劇場公開しないの?」と何度か問われている。
でも、群青いろは今まで、観客を意識したことがない。客席に座って観ているのは、群青いろだけ。
「そこで完結してるから」と僕は答えてきたと思う。
でも、『雨降って、ジ・エンド。』の仕上げの中、その感覚が変わる瞬間があった。
古川琴音の台詞に、アフレコが必要な部分があった。正直、大切なセリフなので、ノイズがあっても同録の音声を使うべきだと僕は思っていた。
だけど、その考えを古川琴音は軽々と飛び越えた。まるでそれがファーストテイクのように、言葉を発した。
「世界はこんなにもカラフルです」
それをどうしても届けたい。初めて思ってます。
「お願いだから、どうか観てください」

【作品情報】
雨降って、ジ・エンド。
2024年2月より、ポレポレ東中野ほか全国順次公開
配給:アルミード

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