TGR、S耐やニュルを舞台に『もっといいクルマづくり』を推進。25年以降のニュル24時間へも準備

 12月12日、TOYOTA GAZOO Racingは2024年の国内参戦体制について発表したが、このなかでスーパー耐久、さらにドイツのニュルブルクリンクを舞台とした活動について発表した。スーパー耐久では、『モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくり』、『人材育成』を目的にすることに加え、“意志ある情熱と行動”のモットーのもと、カーボンニュートラル実現に向けた新たな選択肢を広げる挑戦にも取り組んでいく。

 TOYOTA GAZOO Racingは、『モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくり』、『人材育成』を目的に国内外でさまざまな耐久レースに取り組んでいる。スーパー耐久では、メーカーの開発車両が参加できるST-Qクラスを使い、GR86を鍛える活動を行ってきたほか、DAT搭載のGRヤリス、液体水素を使用したGRカローラの参戦などさまざまな活動を行ってきた。

 スーパー耐久では、引き続き『モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくり』、『人材育成』に加え、カーボンニュートラル実現に向けた新たな選択肢を広げる挑戦を継続。さらに、これらの活動のふるさととも言えるドイツのニュルブルクリンクの活動も一体となり、NLS(ニュルブルクリンク耐久シリーズ)へのスポット参戦でクルマとチームを鍛え、2025年以降のニュル24時間参戦に向けた準備を進めていくとした。

 参戦チーム、ドライバーについては、詳細は明らかにされていないが、これらの活動に向け、下記のドライバーが記されている。詳細は今後明らかにされるはずだ。なお、ドライバー『MORIZO』については、記者会見に出席した豊田章男会長は「現在オーディション中です(笑)。東京オートサロンまでに結論が出されるはずです」と語った。

ジュリアーノ・アレジ
石浦宏明
大嶋和也
片岡龍也
蒲生尚弥
河野駿佑
佐々木雅弘
坪井翔
松井孝允
山下健太

2023スーパー耐久第7戦富士 ORC ROOKIE GR86 CNF concept(加藤恵三/山下健太/大嶋和也/豊田大輔)

© 株式会社三栄