2025大阪・関西万博はイタリアの地域にとって絶好の機会、急成長する地域で認知度を高めるチャンス

ローマで開催されたイタリアの地域・自治州会議

【ローマ2023年12月12日ANSA=共同通信JBN】

-ローマで開催されたイタリアの地域・自治州会議に出席した首長たちに、2025大阪・関西万博イタリア・コミッショナージェネラルであるマリオ・バッターニ(Mario Vattani)大使は上記のように話しました-

2025大阪・関西万博イタリア・コミッショナージェネラルのマリオ・バッターニ大使はイタリアの地域・自治州会議の公聴会に出席しました。バッターニ大使はマリオ・クチネッラ(Mario Cucinella)氏が設計したイタリアパビリオンの計画と画像をイタリアの全地域の首長と代表者に示し、イタリアの2025年万博への参加プロジェクトを説明しました。

バッターニ大使は、2025年4月から10月にかけて大阪で開催される次回の万国博覧会が、イタリアの体制にまたとないチャンスであることを強調しました。同大使は、「2025大阪・関西万博は、わが国の地域と企業にとって素晴らしい展示の舞台となります。世界的な急成長エリアであるアジア太平洋地域全体に、日本を通してイタリアの地域と企業を知ってもらい、私たちの経済を開く重要なチャンスになるでしょう」と述べました。

2025大阪・関西万博は、中国、韓国、台湾、ベトナム、そしてASEAN(東南アジア諸国連合)全域などアジア主要市場からの400万人の観光客を含む、約3000万人の来場者を集めると予想されています。これはイタリアの輸出体制にとって大きな機会になるでしょう。ミラノ工科大学の最近の調査によると、この地域へのイタリアの輸出は最大20%拡大する可能性があると推定されています。

建築家のマリオ・クチネッラ氏が設計したイタリアパビリオン・プロジェクトは、ルネッサンス期の理想都市(Ideal City)を現代的に再解釈し、イタリアの都市の3つの特徴的な要素である広場、劇場、庭園に焦点を当て、未来の都市にとって重要な場所として再考しています。

次に、バッターニ氏はショーや展示会、イベントの会場として使用できる、イタリアの地域専用の大きなスペースの潜在的な強みを説明しました。このスペースは、近くにある劇場のステージと組み合わせることも可能で、オンラインでリモート体験することもできます。

イタリアパビリオンでは、その展示エリアをはじめとして現代版のイタリア式庭園に囲まれた素晴らしい屋上テラスのレストランに至るまで、イタリア各地域のストーリーを多角的かつ多様な視点から見ることができます。イタリアの歴史、土地、文化、技術の宝物を、幅広く、統一された方法で世界に紹介し、2025大阪・関西万博を訪れる人々のニーズに応える能動的な物語として体験することができます。

プーリア州とエミリア・ロマーニャ州の最近の訪日ミッションの成功は、イタリアの卓越した技術から文化、美食に至るまで、イタリアに大きな関心が寄せられていることを裏付けています。

バッターニ大使は、「2025大阪・関西万博のおかげで、私たちの地域は、戦略的分野の紹介、企業の国際的な知名度を高める活動の実施、その土地と優れた分野のプロモーションなど、世界の中におけるこのエリアのイメージを強化することができるでしょう。これは逃すことのできない、またとない機会です」と述べました。この会議に参加した各地域の代表者は大きな関心を表明しました。地域会議での活動を含む活動調整がまもなく開始される予定です。

ソース:General Commissioner’s Office of Italy for Expo 2025 Osaka