「チームのみんなをつなぎたい」堂林翔太 新選手会長 来季へ決意新たに 広島カープ 契約更改

広島カープの契約更改です。12日は、新たに選手会長に就任し、来シーズン、15年目を迎える32歳の 堂林翔太 選手が、交渉に臨みました。

今シーズン、2年連続で100試合以上に出場した “鯉のプリンス” 。5000万円から1400万円アップの推定6400万円でサインしました。

広島カープ 堂林翔太 選手
― サインは?
「はい。しました。(年俸は)上げていただきました」

― 球団の評価は?
「とにかく1年間がんばってくれてありがとうという言葉をいただきましたし、ほとんど話の内容はこれからのチームの話ばかりでした」

今シーズンは、代打で起用された初打席でいきなりホームランを放った堂林。特に8月は月間で打率.371、ホームラン5本、打点13と打ちまくり、チームを上位に押し上げました。

最終的にホームラン数は 坂倉将吾 と並び、チーム日本人トップタイの12本と3年ぶりに2けたに乗ったほか、9月に自身、初のスタメン4番に入ると、それ以降も4番として打線を引っ張り、また守備でも安定したプレーで内外野をこなし、チームの5年ぶりのAクラス入りに貢献しました。

堂林翔太 選手
― 今季について
「前半戦は苦しんだ時期が多かったですけど、オールスター以降は自分の思うようなプレーができた回数が多かったので、そのぶんでは手応えを感じています。チームとして長打を打てる選手というのは少ないですし、ぼく自身、そこで貢献できればなと。来年はさらに打てるように貢献できればなと思います」

15年目を迎える来シーズンは選手会長に就任し、チームリーダーとしての役割にさらに期待がかかります。

堂林翔太 選手
― 来季に向けて
「(今季は)チームとしては5年ぶりのAクラスにはなりましたけど、優勝チームの阪神とはあれだけの差(11.5ゲーム差)をつけられましたので、そこは(選手)1人ひとりがどう思っているかわかんないですけど、力の差を感じたので、そこを埋めていかないと、上(優勝)はないので、また、このオフ、しっかり1人ひとりが高い意識を持って、ぼく自身もそうですけど、やっていけば、ちょっとずつ(差が)埋まっていくのかなとは思います」

「(新井貴浩)監督も就任当初、言われていたんですけど、チームのバランスは大事ですし、ベテラン・中堅・若手がみながバランスよく戦えるように、ぼくも中堅の位置にはいるので、なんとか強く戦えるようにパイプ役じゃないでしすけど、みんなをつないでいけたらなと思います」

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