「報告書に基づいた進め方を実務レベルで意見交換始めたい」JR東海社長 リニア工事めぐる環境保全の報告書まとまったこと受け

リニア工事をめぐる環境保全の報告書がまとまったことを受け、JR東海の丹羽俊介社長は12月12日に都内で行われた定例会見の中で「静岡県や市と実務レベルで意見交換をしたい」と今後の方向性を明かしました。

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<JR東海 丹羽俊介社長>
「環境保全の課題解決に向けて積極的な情報提供、分かりやすい説明を心がけ、静岡県と静岡市に双方向のコミュニケーションを図りながら、環境保全措置やモニタリングに取り組んでいきたい」

リニア工事をめぐる環境への影響については、国の有識者会議が報告書をまとめていて、国土交通大臣が12月8日、JR東海に対策を要請しました。

<JR東海 丹羽俊介社長>
「まずは報告書に基づいた進め方を、静岡県や静岡市と実務レベルで意見交換を始めていきたい」

また、2024年春に控える新幹線のダイヤ改正についても触れ、
▽夜の時間帯で静岡と浜松に停車する東京発ひかりを1本ずつ増やす
▽夜8時以降の間隔の空いた時間帯を詰める
といった方針を明らかにしました。

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