朝ドラ初出演の水上恒司、自身の役柄に「どんな人なんだろう」

のちに大スター・福来スズ子として昭和の時代を照らすヒロイン・花田鈴子(趣里)の人生を描く連続テレビ小説『ブギウギ』(NHK朝ドラ)。スズ子の最愛の人・村山愛助役を演じる水上恒司が、自身の役柄について語った。

歌うスズ子を見つめる愛助(水上恒司)(C)NHK

過去に同局の大河ドラマ『青天を衝け』で尾高平九郎役を演じた経験がある水上。今作の出演に際し、「『ブギウギ』には、制作統括をはじめとし『青天を衝け』のスタッフの方々がいらっしゃって。『青天を衝け』での自分を評価していただき、今回出演させていただくことになりました。ヒロインの相手役という重要な役を任せていただけたことを光栄に思っており、身が引き締まる思いです」と心境を明かした。

さらに、初の朝ドラ出演ということで、「初めて参加する朝ドラが『ブギウギ』でよかったと思っています。最初にスズ子が歌う『ラッパと娘』の音源を聞かせていただき、とても感動しました。そして『愛助、お前、スズ子さんを好きになるって、センスいいな!』と思いました。そういう感情になれる役に出会えることはなかなかありません」と意気込みも。

スズ子(趣里)の歌の魅力を嬉しそうに話す愛助(水上恒司)(C)NHK

また、今回水上が演じる愛助は、スズ子の大ファンであり、やがてスズ子の人生にも大きな影響を与えるという役どころ。

重要な役を演じるにあたり、「僕は愛助自身というよりは『スズ子にとっての愛助』という見方を意識して演じています。 スズ子の人生の中で 『愛助がいてくれたから歌いたい』と生きる糧・原動力になっていく愛助は、一体どんな人なんだろうと考えながら台本に向き合っています。それはとてもシンプルなことではありますが難しいので、演じながらつかめていければと思っています」と語った。

『ブギウギ』の放送はNHK総合で朝8時から、BSプレミアム・BS4Kでは朝7時半からスタート。

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