新党結成の前原氏ら除名へ 国民民主、離党届受理せず

国民民主党の執行役員会に臨む玉木代表(右)=12日午後、国会内

 国民民主党は12日の執行役員会で、離党と新党結成を表明した前原誠司代表代行と同調した3議員の計4人を除籍(除名)処分とする方針を決めた。党側に郵送された離党届は受理せず、13日に予定する両院議員総会で正式決定する。党幹部が明らかにした。

 党は、京都府連など関係組織からのヒアリングを踏まえて倫理委員会で対応を協議。12日は、4人のうち比例代表選出の斎藤アレックス、鈴木敦両衆院議員には「比例は国民民主の議席だ」として、議員辞職を勧告する方針も確認した。

 前原氏らは11月30日、嘉田由紀子参院議員を含めて記者会見し、計5人で新党「教育無償化を実現する会」を設立すると発表した。

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