「乗っていた船より大きかった」 広島湾に大型クジラが出現 釣り船から撮影 広島・呉市

広島湾に大きなクジラが現れました。釣りをしていた人が偶然、撮影した映像からご覧ください。

【木佐明弘さん撮影映像】
「めちゃめちゃでかい」「何クジラ?」

こちらの映像は、12月6日の正午過ぎ、呉市の倉橋島の沖合で撮影された泳いでいるクジラです。

木佐明弘 さん
「クジラじゃん、潮吹いたけどって…」

撮影したのは、広島市で飲食店を経営している 木佐明弘 さんです。山口県の周防大島沖で趣味の釣りをしたあと、船で広島市へ帰る途中のできごとでした。

木佐明弘 さん
「(ほかのお客さんが)すごいでかいゴミが浮いてるって…。ぼくら、ゴミに興味ないので最初、スルーしてたんですよ。潮吹いた瞬間に船内のテンションあがって、クジラ見ようぜって」

その後、10分ほど見ることができましたが、最後は潜ってしまい、見えなくなったそうです。

木佐明弘 さん
「船より大きかったので10メートルはあったと思います」

専門家に聞いてみました。

宮島水族館 赤木太 さん
「背びれの形からマッコウクジラと思われます。世界中の海にいる深いところに住んでいるので瀬戸内海は主要な生息場所ではない。エサを求めては考えにくいので、なぜ、ここにいるのかはちょっと予想できない」

赤木さんによりますと、瀬戸内海でもごくまれに漁師や船の乗組員から大型クジラの目撃情報があるといいます。

宮島水族館 赤木太 さん
「このマッコウクジラも人知れず、太平洋に戻って向こうで自由に暮らしてくれればいいなと」

木佐明弘 さん
「クジラをみたのは人生で初めてです」

― いいことあるかも?
「宝くじでも買おうかな」

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