SNSで「大麻事業はじめました」…志木市議への辞職勧告決議を可決 会議など無断欠席も「私は反省していない」

志木市役所=埼玉県志木市中宗岡

 埼玉県志木市議会(鈴木潔議長)は11日、「全員協議会や常任委員会を無断で欠席したり、SNS(交流サイト)での発信が議会への信頼を失わせている」などとして、与儀大介市議(32)=無所属、1期=に対する辞職勧告決議を賛成多数で可決した。

 同決議によると、与儀市議は「欠席理由に該当しない理由で会派代表者会議や議会運営委員会を欠席した」などとして2021年2月、『同市議に対する猛省を促す決議』が賛成多数で可決された。しかし、今年11月20日の全員協議会と12月6日の総務厚生常任委員会を無断で欠席したほか、「SNSで『議員なので大麻事業はじめました』『デリヘル事業もやります』などと発信し、多くのクレームが議会事務局に寄せられている」などと指摘。

 その上で、「こうした一連の行為は政治倫理条例の理解と自覚を著しく欠く恥ずべきもので、市民への裏切り行為であり、議会に対する市民の信頼を著しく失墜させた」などとして、辞職することを強く求めている。

 辞職勧告決議について与儀市議は「私は反省していない。地方議会は不必要だと思っており、故意に無断欠席した」と話している。

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