軍施設爆発、兵士ら23人死亡 パキスタン、武装集団襲撃

12日、パキスタン北西部カイバル・パクトゥンクワ州の爆発があった現場で、被害を調べる警察官(AP=共同)

 【イスラマバード共同】パキスタン北西部カイバル・パクトゥンクワ州で12日未明、武装集団が爆発物を積んだ車で軍施設に突っ込み爆発させ、軍の兵士らと銃撃戦となった。軍などによると、兵士ら23人が死亡、31人が負傷した。武装集団側も6人全員が死亡した。

 ロイター通信によると、政府と対立するイスラム武装勢力「パキスタンのタリバン運動(TTP)」の傘下にあるとみられる武装集団が、犯行声明を出した。

 地元メディアなどによると、車は大量の爆発物を積んでいたとみられ、門に突っ込んで爆発。衝撃で建物の屋根が崩れ、就寝中の兵士らが巻き込まれた。負傷者の中には重体の人もいる。

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