まき割りから火加減まで自分たちで!園児が餅つき 「おいしくな~れ」で何度もおかわり 広島・福山市

ことしもあと半月あまりとなりました。福山の幼稚園では子どもたちが餅つきをしました。

福山市にある神辺千鶴幼稚園です。

「わぉ、わりばしができました」

子どもたちが振り下ろしているのは“きね”ではなく“おの”…。

この幼稚園では園児の自主性を大切にしていて、餅米を蒸すために使うまきを割ることから餅つきは始まります。

園児
「あっ!ここ、くうきあな」
「これがいらんのんだって」

レンガを積み上げてのかまど作りや火加減の調整なども子どもたちの仕事です。考えて行動することで安全で正しいやり方を身につけていくそうです。

餅をつきたいと希望した子どもたちが、交代で力いっぱいきねを振り下ろします。

園児
「おいしくなーれ、おいしくなーれ」

以前は大人が中心となって餅をつき、近隣のお世話になっている人に多くの餅を配っていました。コロナ禍からは配れないこともあり、子どもたちが主体となって取り組むことにしました。

園児
「もちもちだった」
「あったかかった」
「(きねが)おもすぎてあまりペッタンペッタンできなかった」

つきあがった餅をそれぞれが丸めて好みの味付けをしていきます。

カメラマン
「パティシエみたい」

つきたての餅はおいしかったようで、味を変えて何度もおかわりをしていました。中には4回もおかわりした餅好きな子もいました。

園児
ーーどうですか?食べてみて
「おいしい」「なかがびよーんってのびるから」「たべたことない」「はじめてたべる。めちゃくちゃおいしい」

幼稚園ではあす以降ももちを焼くなどして、しばらく楽しむそうです。

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