EV「日本取り残される」 タイ首相、訪日前に懸念

12日、タイ・バンコクで共同通信など日本メディアと会見するセター首相(共同)

 【バンコク共同】タイのセター首相は12日、訪日前に首都バンコクで共同通信など日本メディアと会見し、タイ市場で中国メーカーの電気自動車(EV)がシェアを拡大させる中で、日本メーカーがEVへの移行を急がなければ「取り残される」と懸念を表明した。

 セター氏は、タイでのEV生産に向け日本企業への税制優遇措置などを協議していると述べ、今回の訪日で「前向きな結論に達することができると思う」と述べた。

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