タイ最低賃金、年明け引き上げ

政府・雇用者・被雇用者の代表で構成される最低賃金3者委員会は12月8日、1日当たりの法定最低賃金を現行の328~354バーツから330~370バーツへと2~16バーツ、平均で2.4%引き上げることで意見が一致したが、セーター首相が、「引き上げ幅が小さすぎる」として、さらなる引き上げを3者委員会に求める意向を示した。首相によれば、最低賃金の引き上げは事業所にとり負担となるものの、政府は事業所の負担軽減のために様々な措置を導入しており、3者委員会が打ち出した金額をさらに引き上げることは可能という。最低賃金は3者委員会の決定が閣議で承認され本決まりとなるが、セーター首相は2~16バーツの引き上げでは承認できないとしている。(『バンコク週報』より。https://bangkokshuho.com)

© HKP