シミュレーターで横断歩道しっかり 国宝・勝興寺近くの保育園

シミュレーターで横断歩道の渡り方を学ぶ園児=高岡市伏木矢田の伏木古府保育園

 勝興寺(高岡市伏木古国府)の国宝指定に伴い、市交通安全推進協議会は12日、伏木古府保育園で交通安全教室を開いた。園児36人が歩行を疑似体験できるシミュレーターを使い、横断歩道の渡り方を学んだ。

 日本交通安全教育普及協会の講師が、横断歩道を渡る時は一歩前で止まり、左右を確認し、車両が近づいたら待つことを指導した。

 園児は3画面のシミュレーターでさまざまな状況の横断を体験し、安全を確認しながら手を挙げて道路を渡った。北理人ちゃん(6)は「ルールが分かったので、正しく横断歩道を渡れそう」と話した。

 近隣地区にある勝興寺が昨年、国宝に指定され、周辺の交通量の増加が見込まれることから、交通事故の未然防止へ、市が連携協定を結んでいるあいおいニッセイ同和損害保険(東京)などと教室を開いた。7月に続き2度目となる。

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