【ニューヨーク共同】国連総会は12日、パレスチナ自治区ガザ情勢を協議する緊急特別会合を開き、人道目的の即時停戦と全ての人質の解放を求める決議案を採択した。加盟193カ国のうち、日本やアラブ諸国など153カ国が賛成し、米国やイスラエルなど10カ国が反対、英国を含む23カ国が棄権。
総会が10月下旬に「人道的休戦」を要請する決議を採択した際には121カ国が賛成し、日本は棄権した。今回は30カ国以上が賛成に回った。
安全保障理事会は今月8日、同様の決議案を米国の拒否権行使により否決した。総会決議に法的拘束力はないが、安保理に対する抗議の意思表示となった。