「常に存在感」インテルの守備を打開しようと動いた久保建英にまずまずの評価、シミュレーションになったプレーは「個人主義過ぎ」と苦言も

積極的な仕掛けもカードをもらった久保建英[写真:Getty Images]

レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英が、まずまずの評価を受けている。
【動画】久保建英が相手DFを次々かわし倒されるもシミュレーション

12日、チャンピオンズリーグ(CL)グループD 第6節でソシエダはアウェイでインテルと対戦した。

首位で臨んだ最終節。2位のインテルとの結果では2位に転落する可能性もあったなか、先週末の試合で1G1Aの久保も先発出場を果たした。

前半から久保を中心に攻め立てるソシエダが優勢に試合を進めるが、シュートまでは持ち込めない。

ポゼッションで上回るもチャンス数は少ないなか、後半もソシエダペース。ただ、インテルもしっかりと構えてチャンスは生まれない。

75分には右サイドからドリブルで相手をかわしてボックス内に仕掛けた久保が倒れてPKかと思われたが、これは接触がなくシミュレーションでイエローカード。結局0-0のドローに終わった。

スペイン『ElDesmarque』は久保に6点(10点満点)の評価を与え、チャンスを作っていたものの個人主義だと苦言を呈している。

「イマノル監督から守備のタスクを求められたが、前半で最も攻撃に努めた選手」

「後半はPKをもらおうとシミュレーションでイエローカードをもらった。ちょっと個人主義過ぎた。終了5分前に交代」

一方で、スペイン『Noticias de Gipuzkoa』は7点(10点満点)をつけ、結果を残さないことで久保が批判されるのは不思議と、パフォーマンスの高さを評価した。

「物事がうまくいかない時に批判されるのは不思議だ。ただ、彼の主張と自信は、チャンスを探して見つけることができ、勝ち点3に近づくことを可能にした」

「与えられたPKには接触がなかったのは残念だ。常に存在感を見せていた。セットプレーもとても良かった」

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