大注目の山本由伸 レッドソックスやブルージェイズとも交渉予定

日本球界からポスティング制度を利用してメジャー移籍を目指している山本由伸は、日本時間1月5日午前7時にメジャー30球団との交渉期限を迎える。多くのチームから関心が寄せられており、まだ各チームとの交渉途中だが、「今後2週間ほどで移籍先が決まるだろう」と予想する声も出始めている。すでにメッツ、ジャイアンツ、ヤンキースとの面会を済ませたほか、ドジャースとも面会予定であることが報じられているが、他にも複数のチームとの面会が予定されているようだ。

メッツはスティーブ・コーエン・オーナーとデービッド・スターンズ編成本部長を含む代表団が日本を訪れ、山本と面会したことが明らかになっている。MLB公式サイトのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、日本時間12月11日にジャイアンツ、同12日にはヤンキースとの面会を済ませ、同13日にはドジャースとの面会が予定されているようだ。

フェインサンド記者はさらに、レッドソックスが今後数日以内に山本と面会予定であること、ブルージェイズを含む2~3チームも山本と面会する可能性が高いことを報じている。大谷翔平の争奪戦に敗れたカブスやエンゼルスも山本争奪戦に加わることが予想されており、山本と面会するチームの数は2ケタに達する可能性もありそうだ。

当初、山本は総額2億ドル規模の契約を得ることが予想されていたが、争奪戦が激化しているため、現時点では多くの関係者が「総額2億5000万ドル以上になる」と予想している。「3億ドルに迫るのではないか」との声も出始めているほどだ。メジャーの歴史上、総額3億ドル以上の契約を手にした投手はゲリット・コール(ヤンキース)だけ。山本は「史上2人目の3億ドル投手」としてメジャーの歴史に名を刻むことになるのだろうか。

なお、山本の契約が決まれば、投手市場も本格的に動き出すとみられており、ブレイク・スネル、ジョーダン・モンゴメリーといった大物FA投手や、コービン・バーンズ(ブリュワーズ)、タイラー・グラスノー(レイズ)、ディラン・シース(ホワイトソックス)、シェーン・ビーバー(ガーディアンズ)といったトレード候補の有力投手たちの移籍が次々に決まることになりそうだ。

The post 大注目の山本由伸 レッドソックスやブルージェイズとも交渉予定 first appeared on MLB.JP.

© MLB Advanced Media, LP.