井の頭自然文化園 ニホンリス31匹死ぬ 薬剤との関連を調査

武蔵野市にある井の頭自然文化園で、ニホンリス31匹が死んでいたことが分かりました。リスに付く寄生虫の駆除のために薬剤を使用したということで、園では薬剤と死因との関連を調べています。

井の頭自然文化園の担当者によりますと12月4日、ニホンリス40匹の体についたダニを駆除するため2種類の薬を体につけたほか、巣箱内に1種類の殺虫剤をまいたということです。

その後、リスにけいれんやふらつきなどの異常が確認され、9日までに31匹が死にました。残る9匹にも異常が見られています。

今回の薬はこれまでにも使用していたものでしたが、3種類同時に使ったのは初めてだったということです。園は薬剤による中毒の可能性もあるとみて、外部の研究機関で原因などの検査を進めています。

担当者は「早期に原因を究明し、残った個体の保護に努める」としています。

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