SG優勝12回&グランプリ3回制覇!絶対王者の異名をもつ松井繁の凄さとは!?『究極のボートレースガイドブック』

知っておいて欲しい名選手!!

絶対王者の異名をもつ松井繁

SG優勝12回。グランプリは3回制覇※2023年9月現在。2023年には公営競技史上初の生涯獲得賞金額40億円突破。レーススタイルは自在戦。近年は外枠のときは前付けしてコース取りをすることもあります。OOJAというアパレルのオリジナルブランドも持つ松井選手です。私が1番憧れる、そして尊敬する人物です。

座右の銘は「Time is money」。直訳すると時は金なりですが、とにかく仕事、つまりボートレースに関して妥協をせず、全ての時間をボートレースに注ぐ選手なのです。

ピット内では動きを止めることなく、プロペラ調整→試運転→プロペラ調整と仕事に対する準備の大切さを教えてくれたのも松井選手。「完璧な準備をしてレースで失敗したときは完璧な準備ではなかった」という言葉、私は今でも忘れません。レースはもちろん、ぜひ生き様も応援して欲しいレーサーです。

ちなみに車が大好きで、趣味の車は毎年のように買い替えるそうです。ドライブしているときが唯一のリラックスできる時間らしいですよ……。

【出典】『究極のボートレースガイドブック』著:西野精治

【書誌情報】
『究極のボートレースガイドブック』
著:西野精治

近年、コロナ禍の影響もあり公営ギャンブル市場は毎年のように売り上げを伸ばしています。スマートフォンの普及で手軽に参加できることもあり、今やバブル期の売り上げを上回る状況となっています。この公営競技の中でも最もファンや売り上げを伸ばしているのがボートレース(競艇)。公営ギャンブルと言えば中央競馬(JRA)を思い浮かべる人が多いはずです。たしかに昔から競馬ファンは多く、馬券の売り上げが全公営競技の中でダントツに大きかったのですが昨今は状況が変わりつつあります。ボートレースの人気は急上昇、舟券の売り上げは2兆4142億円(2022年度)と約3兆円の中央競馬に肩を並べるまでになっていて、新規のボートレースファンが増加していることを示しています。とはいえ、初心者にはどうやってボートレースを予想していいのかが分からないのも事実。最初は誕生日とか好きな番号、好きな色、カッコいい選手などの理由で舟券を買うのもありですが、ずっとそのレベルではボートレースを本当に楽しめているとは言えないでしょう。本書はその域を脱して「選手の実力」「有利なコース」「レース展開」「モーターやボートの性能の見極め」などを知ることによって、「自分でレースの予想、推理」ができるようになることを伝授する1冊です。著者の永島知洋氏は「ボートレース楽しむプロ」としてほぼ毎日のようにテレビ番組やYouTubeのレース配信番組でボートレースの面白さ、楽しみ方を身をもって示している人です。小難しいことは抜きに「興味はあるけど専門知識ゼロの人が、とりあえず舟券を予想できてレースを楽しめるようになる」をコンセプトに書き下ろした1冊です。

© 株式会社日本文芸社