全勝でCLグループステージ締めくくりのマドリー、それでも指揮官は「リードした後の試合管理が欠点」

CLグループステージを全勝で終えたカルロ・アンチェロッティ監督[写真:Getty Images]

レアル・マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督が、チャンピオンズリーグ(CL)でグループステージ全勝のチームを評価した。クラブ公式サイトが伝えている。

12日、敵地でウニオン・ベルリンとのCLグループ最終節に臨んだマドリー。ここまでグループステージ全勝中のチームだったが、この試合はペースを掴みながら得点を奪えずにいると逆に失点を許してハーフタイムへ。それでも後半、61分にFWホセルのゴールで追いつくと、その10分後にもホセルの得点で逆転に成功。その後、土壇場で同点にされたものの、89分にMFダニ・セバージョスに嬉しいCL初ゴールが生まれ、3-2で勝利した。

CLグループステージを全勝で締めくくったアンチェロッティ監督はチームを称えつつ、ここ数試合で見られた課題にも言及している。

「我々のグループステージでの戦いを悪く言うことはできないだろう。本当に良くやったと思う。安定したプレーができていたし、プレーの質も開幕当初より向上した」

「この2試合で唯一の欠点と感じるのは、リードした後の試合管理ができなかったことだ。2-1でリードした今日も、1-0でリードした(先週末の)ベティス戦もね。リードしているときは良いポゼッションを維持すべきだが、それだけでは不十分だ」

「セバージョスが彼にとっても我々にとっても重要なゴールを決めたことは、この試合におけるポジティブな点だろう。彼は完璧なプレーをしていた。そしてホセルもボックス内で素晴らしい決定力を発揮してくれたね」

「前半は非常に良いフットボールをしていたが、ホセルをあまり活用できていなかったと思う。それでも彼は前半にシュートを放ち、後半は2ゴールを決めた。チームに存在する負傷の問題は出場機会の少ない選手たちにチャンスを与え、それをうまく利用してくれている」

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