消える水道メーター…新築住宅6棟で盗まれる、さらに止水栓も止められていた 隣接する街でも相次ぐ 刻印や管理番号が入った水道メーター、金属も少なく売買や流用が難しいのになぜ

水道メーター6個盗まれる

 埼玉県和光市は11日、市内の新築一戸建て住宅6棟から水道メーター6個(計約2万円相当)が盗まれたと発表した。メーターは新築時に市が設置して利用者に貸与しており、市は朝霞署に被害届を提出した。

 市によると、被害に遭ったのは和光市南1丁目の新築住宅。8日午前11時半ごろ、新築住宅1棟の駐車場スペースに設置されている水道メーターがなくなっているのを入居準備で訪れた所有者が発見した。市から通報を受けた朝霞署が調べたところ、周辺の新築住宅6棟の水道メーター6個が盗まれ、止水栓が止められていた。メーターは10月6日に設置され、最後に確認された12月3日以降に被害に遭ったとみられている。隣接する東京都練馬区や川口、草加、上尾市では10、11月に集合住宅などの水道メーターが盗まれる被害が相次いでいる。

 市水道施設課は「水道メーターは金属量も少なく、市の刻印や管理番号も入っており、売買や流用は難しい」と話している。

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