ファイナンシャル・フェアプレー遵守に苦戦するチェルシー、1月にギャラガー放出か

写真:ギャラガーは今季プレミアリーグで15試合に出場し4アシストを記録している

1月の移籍マーケットにおいて、得点力不足解消に向けてストライカーの獲得を目指しているチェルシー。ナポリのナイジェリア代表FWヴィクター・オシムヘンやブレントフォードのイングランド代表FWアイヴァン・トニーなどが主要ターゲットになっているようだが、プレミアリーグ独自のファイナンシャル・フェアプレー規則を遵守するためには収支バランスを整えなければならず、そのためには1月に複数の選手を売却する必要がある。

その中で、イングランド代表MFコナー・ギャラガーに電撃退団の可能性があるという。イギリス『デイリーメール』電子版が伝えている。

ギャラガーは今シーズン開幕前、夏の移籍マーケットでトッテナムに移籍する可能性が高まっていたが、最終的にはチェルシーに残留。マウリシオ・ポチェッティーノ監督からは信頼を寄せられてスターターの地位を確立し、ここまで公式戦通算22試合に出場。何度かゲームキャプテンも務めている。

だが、チェルシーの契約期間が残り18カ月間となっているものの、現状で新契約が提示されている気配はなく、今後、交渉が進展する兆しもほとんどないという。

ストライカーを獲得するため収支バランスを改善させたいチーム事情、そして契約更新の可能性が低いギャラガー自身の状況を鑑みると、1月の移籍マーケットが開いたタイミングで彼を放出する可能性が高まっているという。

また、チェルシーは最近の補強において、7年ないし8年という長期契約で選手を獲得し、移籍金を契約期間内で分割払いするという方法を採ることで、ファイナンシャル・フェアプレー規則を遵守しつつ大量補強を実現させている。1月にオシムヘンやトニーを獲得することになった場合も同様の手法を採用する可能性が高く、一方でギャラガーを完全移籍で売却した際には移籍金を一括で受け取ることになるため、収支バランスの改善が可能になるという。

そしてギャラガーを売りに出した場合は、トッテナムが再び彼に関心を示す可能性が高いようだ。

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