愛猫が飼い主を朝『たたき起こす』ために使うあの手この手7選 安眠妨害を阻止する方法はある?

猫が飼い主をたたき起こすために使う手段7選

1.甘噛みしてくる

猫は飼い主をたたき起こすとき、飼い主の足先や腕をカミカミしてきます。なかなか起きない飼い主にいらだっているのでしょう。

甘噛みとはいえ噛まれたらいやでも起きますから、「甘噛みすれば飼い主は起きる」ということを学習しているのかもしれません。

2.大きな声で鳴く

「起きて~」と言わんばかりに大きな声で鳴く猫もいます。そのときの声は個体差もありますが、「ニャー」という可愛らしいものではなく「ナー」「ナーオ」といった野太く低い声で鳴く猫も。

我が家の愛猫は野太い声で鳴きながら、3階建てケージをやかましく登ったり下りたりを繰り返して起こしてきます。どんな手段を使ってでも飼い主をたたき起こしたいようです。

3.顔に猫パンチしてくる

猫は飼い主を起こすとき、飼い主の横に来てひたすら猫パンチを食らわせることがあります。「起きないの~?」と言った感じでチョイチョイと顔をパンチするのです。

また顔をパンチするだけでなく、前足を顔に乗せて飼い主を起こそうとする猫や顔をフミフミするなどの可愛い起こし方の猫もいるようです。

4.布団をかきかきしてくる

トイレの砂をかくように飼い主の布団をかきかきすることも…。掛け布団をめくってあげているような姿で、はたから見ると「可愛い」光景ですが、飼い主自身は気が散って安眠できません。

5.飼い主の周りで暴れる

飼い主が寝ている周りを走り回ったり、家具に登り下りしたりと強硬手段をとってくる猫もいます。「ここまでしたら起きるしかないだろう」と訴えているかのように、激しく動き回ります。

まわりでガチャガチャしているので、もちろん飼い主は眠れません。しかし飼い主が起きてくると落ち着いてスリよってくる猫もいるようで、そのかわいらしさに結局安眠をあきらめる飼い主さんもいるとか…♪

6.物を落とす

飼い主の気を引くためわざと物を落としてくることも!飼い主の大切なものでも構わず落としてくるので、飼い主はヒヤヒヤして眠れないでしょう…。

またケガをすることもあるので、この起こし方をしてくる猫と住んでいる人は、物の置き場所に要注意です。

7.顔の上に乗ってくる

飼い主が起きてくるまで、飼い主の顔に乗ってアピールしてくる猫もいます。顔の上なんて座りにくくないのかと思いますが、意外と座り心地は良いらしく香箱座りしてリラックスする様子も見られることも…!

穏やかな起こし方ではありますが、顔の上にもふもふの生き物が乗ってきたら飼い主は必然的にたたき起こされることになります。

安眠妨害を阻止する方法は?

休日は特に安眠を妨害されたくありません。しかし猫は犬のように人に従順な動物ではないため、しつけることは難しいもの。そのため猫に安眠を妨害されないためには、次のようなことを実践しましょう。

安眠妨害阻止のポイントは「物理的に猫が安眠を邪魔できない状況」をつくることが最も効果的です。あとは根気よく「寝ている間は遊ばない」ことを、飼い主がアピールしてもOKです。

猫と寝室を分ける

猫と寝室が同じ人は、眠りを邪魔されないように別の部屋で寝ましょう。もし扉のある部屋であれば猫に入られないように戸締りをするのも良いです。

なお猫が眠る部屋には水とトイレの設置は忘れずに。飼い主も眠りすぎて猫がほったらかしにならないように、アラームを設定しておきましょう。

猫にケージで寝てもらう

ケージに入ることが慣れているのであれば、猫にはケージの中で眠ってもらうようにしましょう。最初は寂しくて鳴くかもしれませんが、慣れてくると自分からケージに入ってくれる猫もいます。

ただし猫がストレスで体調を崩してしまうのは良くないので、猫の様子と性格を踏まえながら実践してみてください。

無視する

猫が起こそうとあの手この手を使ってきたときは、完全に無視をして「遊ばないアピール」をしましょう。心を鬼にして無視していれば、猫も「寝ている間は遊んでくれないんだ」と学習するでしょう。

ただし猫も猫であきらめませんので、飼い主と猫の我慢勝負に。根気よく無視をして猫に安眠を妨害されないスキルを身に付けましょう…。

眠る場所を移動する

眠る場所を移動して安眠を継続してみるのもOK。しつこく追いかけてくるかもしれませんが、「一旦起きたからもういいや」と妨害をやめる猫もいます。

自動給餌機を導入したりトイレの数を増やす

生理的欲求が原因でたたき起こしてくるのであれば、自動給餌機を用意したりトイレの数を増やしてみるのも効果的です。空腹や汚いトイレは人にとっても耐え難いものですから、起こしてしまうのもうなずけます。

とはいえ飼い主も休日くらい長く寝ていたいので、便利アイテムやひと工夫を取り入れて飼い主と猫がお互いハッピーになれる手段を講じましょう。

諦める

猫と物理的に離れたり、無視したりするのはつらい!という飼い主さんは潔く諦めるのが良いでしょう。猫が妨害してきたら一緒に寝たり、遊んだりしてあげてください。どうしても眠い場合は、猫が寝ているタイミングで昼寝をするのもGood!

まとめ

たくさん眠りたいと思う日に限って猫に安眠を妨害されたり「なんでこのタイミングで起こすの!」となったり、可愛い愛猫がまるで悪魔のようにたたき起こしてくるので、困っている飼い主さんも多いです。

猫の睡眠妨害は生理的な欲求もあれば、単に飼い主と遊びたいだけなど理由はさまざま。しかしどんな理由であれ愛猫に睡眠を妨害されたくないのであれば今回紹介した対策を講じてみてください。

猫の性格によってはすぐに解決できないケースもありますが、コツコツ焦らず試しましょう。猫とのコミュニケーションを大切にし、願わくばお互いが心地よい睡眠を手に入れられますように♪

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