区議会選挙、委任議員179人発表

特区政府は12月12日、区議会の委任委員179人と当然議員27人のリストを発表した。13日付香港各紙によると、最年少は民主建港協進連盟(民建連)の「北京大学の小花」と呼ばれる23歳の荘雅●氏である。 このほか現職および元の区議会議員も多数おり、新界郷議局の劉業強・会長も当然議員となった。民建連からは38人が任命され、直接選挙と間接選挙を合わせると計147議席を獲得し、香港全域の定数470議席の3割以上を占め、第1党となった。

李家超・行政長官は12日、政府は実力主義の原則に基づいて委任区議員を任命し、地区の状況や地域のつながりなどの要素も考慮し、政府は選挙で選出された区議員を対象とした地区ガバナンス研修コースを開催すると述べた。民政及青年事務局が主催する。委任名簿では、年齢の中央値が47歳、40歳から64歳が約81%を占め、40歳以下の若者が約15%となっており、多くの地区で学校長を区議員に任命している。そのほか弁護士、医療従事者、ソーシャルワーカー、エンジニアリング測量、会計、保険、金融サービスの専門職が含まれている。

最年少で任命された議員の荘氏は西貢区の区議会議員に就任する予定。彼女は昨年、中国本土メディアに記事を書き、自分は香港で育ち、北京大学行政学院と光華経営学院で学んでいたが、新型コロナ流行の最中に1年間休暇を取り香港に戻ったと述べた。この期間中、彼女は多くの地域関係者に会い、個別家庭に物資を配布し、ワクチン接種所で手伝い、立法会議員らの呼びかけに応え老人ホームで奉仕した。昨年の香港の祖国復帰25周年記念日には、「本土に戻り世界と向き合うこと」が返還後の香港独特の利点であると述べたビデオも撮影した。

任命された区議会議員179人のうち、2019年の区議会選挙に出馬・落選した議員は49人で全体の約27%を占め、このうち沙田区と東区がそれぞれ8人と7人で最も多かった。元中西区区議会議長の葉永成氏、元南区区議会議員の朱立威氏、元朗区議会議長の沈豪傑氏、中西区区議会議員の楊哲安氏なども任命された。香港工会連合会(工連会)は計43議席となり、全体の10%にも満たなかった。【●=女へんに亭】

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