辺野古南側の埋め立て、ほぼ終了 大浦湾側境界は判決次第

沖縄県名護市辺野古沿岸部。右の大浦湾側では軟弱地盤が見つかっている=13日午前(ドローンから)

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設を巡り、国が進める辺野古の沿岸部南側の埋め立てを事実上終えたことが13日、防衛省関係者への取材で分かった。南側は、予定量の約99.5%の土砂を投入した。わずかに残る区域は、軟弱地盤があり県が工事の設計変更を承認していない大浦湾側と接する部分が含まれ、承認後の着工まで実施しないとみられる。

 辺野古への土砂投入開始から14日で5年。国が地盤改良工事の設計変更承認を求めた代執行訴訟は、20日に判決が言い渡される。国が勝訴すれば、承認を経て大浦湾側の着工も可能となる。

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