東芝が株式の上場廃止後に発足させる新たな経営体制で、同社を買収した日本産業パートナーズ(JIP)など国内連合が、取締役の過半数を派遣する見通しであることが13日、分かった。島田太郎社長が続投する方針も判明。島田氏が主導する成長戦略の進捗を、出資者が経営の中枢として確認し、業績回復と再上場を目指す。
東芝は20日に上場を廃止し、74年にわたる上場企業としての歴史を終える。22日に臨時株主総会を開き、新たな取締役を選任する。
取締役にはJIPの馬上英実社長や、三菱自動車副社長を務めた池谷光司氏が就任する見通しだ。